お母様へなられる方へ

生まれてくる赤ちゃんのために

妊娠中はお薬や治療に制限があるので、歯ぐきのトラブルになる前にしっかり予防しておくことが大切です。体がつらいときもありますが、生まれてくる赤ちゃんのためにもがんばりましょう。

歯と歯ぐきの境目をていねいに磨く

歯ぐきの炎症は、お口の中を清潔にしておけば防ぐことができます。特に歯と歯ぐきの境目は要チェックポイントです。


定期的に歯科医院でチェック


身重な妊娠中は、歯磨きすら面倒なときもあります。磨いているつもりでも、磨けていないこともありますので、定期的に検診を受けることをおススメいたします。
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タバコは吸わない


妊娠中の喫煙が胎児によくないことは、もう常識ですよね。タバコは歯ぐきにもよくないことがわかっていますので、百害あって一利なしです。

妊娠中・授乳中に気をつけたいこと

健康な赤ちゃんを産み、赤ちゃんに丈夫な歯が生えるようにするためには、妊娠中のお母さんはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

規則正しくバランスの良い食事を心掛けましょう。

お腹の赤ちゃんは、母親の身体から必要な栄養素を受け取ります。ですから、母親自身が健康で暮らせるように、規則正しくバランスの取れた食事をとることが大切です。 また、この規則正しい食習慣は、生まれてくる子供の食習慣の形成にもつながります。

特定の食品の取り過ぎは、アレルギーの原因にも

妊娠中、牛乳や卵などを普段より多くとる方がいらっしゃいます。 しかし、特定の食材を多量に摂取することで、子供がアレルギーを持って生まれてくる危険性が高くなります。

妊娠中に歯が駄目になるって本当?

胎児が必要とするカルシウムが、直接歯から溶け出すということはありません。 しかし、妊娠中には歯が悪くなりやすい要因がいくつかあることはたしかです。意識して歯を健康に保つよう努めましょう。体調の良いときに歯の検診を受けておくのも良いでしょう。

つわりがもたらす、お口への影響

・食生活が不規則になる。
・酸性の食品が増える。口の中が酸性になって、虫歯になりやすくなります。
・吐いたものに含まれる胃酸が歯を溶かす。
・歯ブラシを口の中に入れるだけで気持ち悪くなって歯磨きできない。

食べたらそのつど歯磨きをするのが理想ですが、難しい場合は水で口をすすいで、歯を清潔に保つようにしてください。
比較的気分の良い時間帯に丁寧に歯磨きをしましょう。歯ブラシを小さいものに変えると磨きやすくなることもあります。

・女性ホルモンを好むPrevotera intermedia菌などの作用により歯肉が腫れやすくなります。
・妊娠中は、抵抗力の低下などにより、細菌による智歯周囲炎にかかりやすいようです。
できれば妊娠前に歯周病やいたくなりそうな歯の治療は済ませておきましょう!お子さんの虫歯になりやすさにも影響します。

母子感染の予防

お母さんのむし歯が子供に感染する母子感染が話題になっています。 授乳時期はお子様の将来のお口の健康にとって、とても大切な時期です。ご一緒にお子さまのお口の健康を考えましょう。

母子感染を防ぐために気をつけたい事

口移しでものを食べさせたり、大人が使った箸で赤ちゃんに食事をさせたりすると、ミュータンス菌などの細胞が増えてお口の中の病気の原因となる事があります。 生後1才半から3才がむし歯菌の住み着く時期です。 しかし、子どもとのスキンシップを止めることはありません。何よりも、お母さんのむし歯の治療や予防が大切なのです。

お子さんのむし歯予防には、まずお母さんのお口の健康が大切です

右上のグラフはお母さんのお口の中のばい菌の数とその子どもたちのむし歯になる割合を示しています。お母さんのお口にばい菌が多いと子どももむし歯になる可能性が高くなるのがわかります。 右下のグラフは歯科医院で治療やお口のクリーニングをしてもらった母親としなかった母親で子どものむし歯のでき方の違いを表したものです。 お母さんのお口をきれいにするとこどももむし歯ができにくくなります。

お子さんのむし歯予防には、まずお母さんのお口の健康が大切です

妊婦の歯科治療時の注意点

レントゲン撮影はしてはいけません。

薬の服用も基本的には避けた方がいいでしょう。
お母さんに適量でも、おなかの赤ちゃんには過大なる摂取量になりかねません。しかし、救急を要する場合は産婦人科医の指示のもと投薬を行う場合もあります。たなか歯科クリニックにも産婦人科で処方される痛み止め、抗生物質等常備しております。

安定期に入れば簡単な歯科治療は可能です。
局所麻酔下の虫歯治療、詰め物の脱離等は要御相談ください。

授乳婦の歯科治療時の注意点

出産直後は体力的にもしんどい時期になりますが、歯が痛む場合もあります。
レントゲン撮影、麻酔等は問題なく出来ます。
薬に関しては妊娠中より影響は少ないですが出来れば避けたい物です。
母乳育児のみをされている方は哺乳瓶での授乳が難しい場合もあります。
薬を飲む場合は、粉ミルクを哺乳瓶にて授乳対応する。
母乳をあらかじめ搾乳、冷凍しておき哺乳瓶にて授乳対応する
母乳しかお子様が受け付け無い場合は影響の少ないお薬を産婦人科医と相談し服用する場合もあります。
また母乳をたっぷりあげ、その後5時間ぐらい母乳をあげなくていいときに服用すると影響は少なくなりますが、影響は0ではありません。
断乳の10ヶ月をすぎてからの方が安心して治療は受けていただけます。
すべて個室の診療室ですのでベビーカーをお母さんの横に置いて治療を受けていただけます

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