大阪府堺市南区美木多上1369-11
矯正治療のご相談でよく聞かれるご質問に、矯正治療を始めるタイミングのことがあります。治療開始のタイミングについては、専門医の間でも意見が統一されていないこと、また成長、歯並び、歯の生え方、顎の形などが人によって異なるので、一概に何歳からと決まっているものではありません。
治療のプランが唯一つだけしか無いことはほとんどなく、私たちは出来るだけ多くのプランを提示したいと考えています。
それぞれのプランには利点欠点があります。
当院での矯正治療は、いちばん納得できる治療プランを一緒に考えていきます。
・歯だけでなく顎の骨のバランスも整えることが可能です。
・治療で永久歯を抜く可能性を減らすことができます。
・Ⅰ期治療で治ってしまえばⅡ期治療は不要です。
・トータルの治療期間が長くなります。
・Aプランと比較して短期間にまとめて治療を行えます。
・顎の骨の大きさ、バランスを改善することはできません。
・抜歯をして矯正治療を行う可能性が大きくなります。
・症状が軽く、問題点が限られている場合には低料金・短期間で治療を行えます。
・最終的な永久歯の歯並びをきちんと並べることを想定した、長期的なプランを立てずに、とりあえず目先の問題を対処することになります。
・見た目の「歯並び」は一時的に良くなるかもしれませんが、「かみ合わせ」の治療は不十分なものになる可能性があります。
・歯の生え変わりに伴って新たに出てくる問題を何度も治療する必要があったり、Cプランだけで治らない場合、途中からAプランに切り替えることもあります。
初診相談の際に、ご質問にお答えするとともに治療方法や費用について概略をお話いたします。内容をよくご検討ください。
噛み合わせや骨格のずれ、骨の中の状態を徹底的に調べ、分析を行います。
写真 | 口の中の写真 | 現在の口の中の状態を記録しておきます |
顔の写真 | 正面、笑顔、横顔を撮ります | |
歯の型 | 噛み合わせの状態を立体的に残し、診断、説明に利用 | |
レントゲン撮影 | パノラマ | まだ生えていない歯や親知らずの有無など、いろいろなことが分かります。 |
頭部 | 骨格と歯を標準と重ね合わせて正しい噛み合わせの状態と比較します | |
局所 | 歯根の完成度の判断に用います |
精密検査の内容をふまえ、不正咬合の状態、治療方法、治療期間、について詳しくご説明いたします。またお口の写真と分析結果、治療計画書をお渡しいたしますので、矯正治療を開始するかどうかご検討ください。
診断計画に沿って矯正治療を行って参ります。装置の選択につきましては、患者様本人、ご両親様と相談し、できるだけご要望に添うようにいたします。
期間は2〜3年間、1〜2ヶ月に一度の来院となります。
通常、矯正装置がはずれた後に、歯並びの安定を計るために保定期間を設けています。約2年間、年に2〜3回程度の来院になります。
1.最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
2.歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
3.装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
4. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
6.ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
7.ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
9.治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11.歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
13. 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
14. 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
15. 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
16. あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
17 .治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。